そしてブルーズへの回帰

「まだロックが好き」のつづき

ウルトラマン芸人を三歳児は新シリーズ「ウルトラマン ゲーニン」だと思っていた

 ミスチルの楽曲に「サイン」という曲の他に「しるし」という曲があって、イングリッシュバージョン? ややこしいな、なんておもっていて、そんでなんとなく「しるし」収録のアルバム、HOMEというのを妻と聴いていたのだけれど、かくなる「はい、どうですか? このストリングス感いいでしょ? 涙を流すポイントですよ?」みたいな大仰なアレンジに鼻白み、クソだな、や、馬鹿がこぞって好きそう、と散々なミスチルアンド小林武士、ひいてはミスチルファンの愚痴をいいまくったのだけれど、ほんと自分たちの性格の劣悪さだけは息子に継承されないでほしいな、なんておもった。そんな素敵な金曜の夜。

 

 拙宅の屋根裏。あー、屋根裏。よくライブしたなー。下北と渋谷。なつかしー。つってそんなマイ屋根裏にて、息子とあそんだ。小窓があり、空には夏の青。積乱雲をちぎったような雲が浮かんでいた。百円で購入した水風船を炸裂させたりした。昼はチェーン店の中華料理屋にいき、五目そばを食った。息子はお子様セット。妻はエビチリと水餃子のセットをうまそうに食っていた。中国系の店員さんがやさしかった。パパママカードをもっていなくても割引してくれた。

 

 おもちゃは買わない。強張った意志をおもっていた。しかし、かうの! とこちらも頑固な一徹。まったくだれに似たのやら。と丁々発止していたところ、妻が「でもこれがあった…」と逡巡の色を帯び、売り場からもってきたのは、なんとホットウィールデロリアンであった。これなら買うの! と購入した。意志とは。

 

 ドキュメンタルのシーズン5を見た。おもしろかった。気持ちのよい終わりであった。ピーブイ狙って感想でも書こうかな。エスイーオー対策してさ。はは。苦笑。はは。二文字の「はは」は渇いている。

 

 日曜は妻が学会だったので、息子とふたりであそんだ。プライムビデオのウォーキングウィズダイナソーという活動写真のコンピューターグラフィックスがよくできていて、また物語調ですげぇおもしろかった。ビルドは戦兎がのっとられたし、ところどころ使用される「○○、△△するってよ」のフォーマットの強さをおもいしった。朝井リョウに金が入りまくっているらしい。

 

 花の水鉄砲。くらって慟哭した。近所のみなさんが引くくらい泣いていて、おれはちょっとおもしろかった。衣類は水鉄砲よりもかれの涙で濡れていたからだ。公園にルンペン。すみきった光のなか、すこし冷たい風が吹いていた。昼はコンビニ。セブンの籤があたった。息子の強運。アメリカンドックください! って言うのかわいい。

 

 あにはからんや午睡してしまった。息子とともに。シオランが戦犯。さびしげな声で「ママは?」というのが胸を詰まらせる。でもアイスを食って元気元気。南極カチコチ大冒険を見た。おれのドラえもんのものまねはD級。

 

 今日の昼飯はお弁当をこさえてきたのだけれど、つくった鶏マヨは出来立てのほうがうまかった。さいきんは冷やし中華を食っている。冷やし中華の汁はタレなのか? それともツユなのか? という点において思案投げ首。また眠れなくなってしまった。冷やし中華の限界効用逓減。来週こそはやばいかも、でもいけるかも? って半信半疑。微妙なニュアンス。