そしてブルーズへの回帰

「まだロックが好き」のつづき

簡易平明

 なにかしらの活動をしていると、ときおり罵詈雑言を浴びることがある。

 バンドをやっていたときは「クソ曲が!」とか「音痴め!」とか「バックホーンとブラフマンキウイロールのバクリじゃん!」とか「七丁目の交差点に奇怪面妖そら恐ろしい館があって、そこに住まうのは人を食らう税理士なんですが、壮絶な拷問、具体的に説明すると、まずは逃げられないように脚の健を切断され、そののち叫べないように喉をつぶされ、ティーシャツのなかにウシガエルを放り込まれ、真っ赤に染まった火かき棒をアヌスと眼球つっこまれて、超痛痒! みたいな、そうゆうのをたくさん受けたのちにそれに食われろ! なにが言いたいのかというと、死ねってことだよ!」ふうなことを掲示板によく書かれていた。ぼく、まいっちゃう。

 ブログを書いていても、そんなことがままにある。内容のことは「ちょっと過激に書きすぎたかな。だれかの秩序を乱してしまったかしら」なんてときもあるけれど、おれがよく仰ぐ譴責に「文章がわかりにくいんじゃ! ぼけなす!」みたいなものがある。

 いやー、すまない。これはほんとに申し訳ないでござる! ってかんじで壁面にたなごころをかざし、「あちゃー」って困惑の表情を浮かべながら、猿のごとくおれは反省をしている。これからは簡易平明な文を志します。文を書くのがにがてなんです。だからこれからがんばります。がんばる遺志を胸に宿します。超ごめん。

 では、簡易平明な文書を書くにはいったいどうしたらよいのだろうか。というそもそもの問題にぶつかるのだが、おれは勘案した。まずは語句の説明だとおもう。

 おれは、おのれの頭の悪さにコンプレックスがあるため、ちょっとむずかしい語句をわざわざつかってしまうのだけど、それがどうやら読みにくいようだ。

 よしよし、わかった。おれはちゃんと語句の説明をしながら日記を書くぜよ。なんてかんじで机に向かっている。机とはおもに文章をかいたり、勉学をしたりする、だいたい四本の支柱によって成り立っている台のことである。みんな、オッケー?

 机に向かうばあい、たいてい椅子にすわっている。椅子とは人間が腰をおろし、その体重を分散させ脚への負担を減らすことができる画期的なアイテムである。抽象的には、とある人の地位、などを示す場合もあるのだけれど、おれが本文でつかっているのは前者である。ここまで大丈夫かな?

 そうしておれはパソコン、これは正式名称をパーソナルコンピューターといっていろいろなことが出来るメカである。そのパソコンでブラウザ、ブラウザというのは超電戦士ブラウザー! って戦隊モノのネーミングっぽいけどそうではなくて、ブラブラしているウザいヤツの略称でもなくて、インターネットをつかうための便利ソフトであるのだが、ソフトというのは、なんていうのかなー、ハードとソフトがあるのだけど、ハードに入れるものっていうの? まぁおれもよくわかってないんだけどさ。そういうやつだわ。じゃあハードってなに? って話しになるよね。ハードってのは激烈て意味だよ。

 って具合にもうぜんぜん話がすすまないんです。もう無理です。すいませんでした。マジで。