日曜の労働
過日。日曜。午前。現場で立会い作業があった。とくにすることもなく午過ぎに終わった。僥倖を感じた。
帰路。電車。その空間にはまばらに人が散在していた。着座してブログを書いた。いまだに公開できずにいるのは、思惟した正義と、社会に随従すべき正義との齟齬が理由である。正しいことを正しいと主張するのが間違っている場合がある。それが社会だと思う。
空がくすんだ白だった。日照不足で稲が成り立たぬらしい。騒動が起こる。
買い物は近くのスーパーマーケットに行った。一度帰宅して妻と子を車に載せた。拙宅は作り置きをするので大量にアイテムを購入する。あまりに仰山な物品により、おそらくレジの従者から「業者」とあだ名されているのではないか、と猜疑している。
豚肉角煮、しょうが焼き、マーボーナス、ゴーヤチャンプルー、ピーマンツナ炒め、エリンギとズッキーニのオイル炒めを作った。疲れた。
16時からアルコールを摂取しながら調理に励んだ。窓明け、換気扇の釦を押し込むと、涼しげな風が入ってきた。まだ明るいうちだった。
麦酒は2杯。そのあとは焼酎を煽った。その夕餉は角煮を食った。このうえない美味だった。子が貪り食っていたのでうれしかった。
一日の庶務をこなして気絶した。そして今日になっていた。気がついたらきっと明日になっている。そうやって日々を受け流すうちに誕生日を忘却していた。永遠の一日がほしい。