そしてブルーズへの回帰

「まだロックが好き」のつづき

プレゼントの価値とは

 

まぁ別に期待なんてしてないのだけれども、プレゼントってとにかく買えばいいってもんじゃないじゃん。なにが大事かってさ、その人がいないときにその人のことを考えてるってことでさ、だからさ、プレゼントを貰うってのは考えてくれた時間を貰うってことじゃん。それがうれしいんじゃん。それがさ、別に欲しいものじゃなくてもさ、あ、いろいろ考えてくれたんだなぁって思うだけで価値が出るじゃん。そういう基本的人情が欠けてるんだよ。私の母親という人間は。だからまじでそういうところが嫌い。昔からそうなんだよ。カネさえ渡せばいいと思っている。ふつうさ、ちゃんとさ子育てしてきたらさ、そりゃもちろん各々の趣向ってのはあるだろけどさ、2歳児が好きそうなもんとかわかんじゃん。なにが「お金だすからプレゼントきめて」だよ。おかしいんじゃねぇの。「なにがいいのかわかんない」って調べればいいじゃん。スマホで検索すりゃいいじゃん。それがありきたりなものであってもさ、そのほうがうれしいよ。カネだけ出してプレゼントした気になってんのかよ。どうかしてるって。そんなんで祖母面されても困るよね。だいたいさ、あんたが頼りにならないからこっちはふたりだけでがんばってんじゃん。なんかさ、みんなさ、けっこう子育てに親を頼りにしてるじゃん。それができないんだよね、こっちは。なぜならあなたは離婚してて現在も働いているから。たいへんだと思うよ。でもさそれは自分できめたことじゃん。でもそのあなたが勝手に決めたことでこっちは3人も迷惑を被っているわけだよ。あんたはさ、自分が稼がなきゃいけない、と思っていただろうけどさ、その間はさ、けっきょくばあちゃんに頼ってたじゃん。俺はずっとじいちゃんばあちゃんの家にいたからね。あなたが子育てに利用していたものを俺は利用できないからね。それは俺のせいでもなくあなたのせいですよ。まーだからわかんないんだろうね、子どもがなにが欲しいとかさ。まぁいいよ、べつに。期待してないし。